岡崎市教育委員会が昨年8月から約1億9000万円を投じて改修を進めてきた同市上地3の市総合学習センターの内覧会が24日現地で行われ、市民ら約40人がホールや研修室を興味深く見学していた。(岩月健)
同センターは旧県勤労福祉会館(アイプラザ岡崎)を無償で譲り受け、教育界が長年待ち望んでいた教育研究所などの機能を備えた施設として開設された。
約1万5000平方メートルの敷地に鉄筋3階建て延べ床面積約6000平方メートルの研修棟のほか、約800人収容のホール棟と床面積約1000平方メートルの体育館棟を持つ。
メーンの研修棟の1階は2つの会議室と和室のほか、喫茶コーナーもあり、貸室として市民が利用できる。
2、3階は市教育研究所として教職員の研修に利用される。2階は120人収容の小ホールと研究室が4室。規模に応じて会議などに利用できる。3階は教育図書室を中心に最新の情報機器を活用して教材の研究をする教材開発室、市内小中学校の教育ネットワークのサーバーが設置されている。
図書室には昭和20(1945)年代から市内各校が積み重ね、受け継いできた教育活動の歩みを残す貴重な資料約1万2000点のうち、授業用指導案、研究紀要、学芸会の脚本やDVD、各種出版物など、先生たちが今すぐ参考にしたい資料が自由に閲覧できるように整備されている。
同センターは8月2日オープン。開館時間は午前9時から午後9時まで。休館は月曜日。月曜日が祝日に当たる場合は、その翌日以後の休日でない日。会議室、ホール、体育室など一般に利用できる施設の利用申し込みは現在受け付けている。受付時間は開館日の午前9時〜午後6時。
問い合わせは、同センター(54―1115)へ。