岡崎市額田地区で畑ワサビの収穫が最盛期を迎えている。
生育に1年半ほどかかる畑ワサビは水ワサビよりもやや小形で、加工されて練りワサビやワサビ漬けなどに使われる。同地区では標高の高さを生かして約20年前から畑でワサビ栽培を開始。現在では15軒の農家が計50アールの畑で栽培、約3トンを出荷している。
同市一色町の光田幸男さん(77)は自身の畑で、1つ1つ丁寧に鍬(くわ)でワサビを掘り起こしている。地中に埋まっているワサビの大きさは親指程度(約5センチ)。今年の収穫分は昨年の猛暑の影響を受けており、やや小ぶり。ほとんどが名古屋市にある食品会社に運ばれ、加工される。
収穫は6月末まで。