東海愛知新聞バックナンバー

 6月4日【土】

■休日保育の時間拡大

岡崎市議会一般質問
企業の土日操業に対応

岡崎市議会6月定例会は3日、本会議を再開して一般質問を続行。山崎憲伸(自民清風会)太田俊昭(ゆうあい21)村越恵子(公明)坂井一志(同)新海正春(自民清風会)井手瀬絹子(公明)の6議員が登壇した。

太田議員が、企業の土日操業に伴う休日保育の実施園配置と保育時間拡大の考えをただした。

加藤保彦こども部長は「休日保育の実施園については、利用者の数、保護者の通勤の利便性、地域的な配置バランスなどを考慮すると、東西南北と中央の5つのブロックに分けて配置することも1つの案だ」とし、保育時間拡大についても「現在の休日保育の保育時間は午前8時から午後4時まで、うち延長保育は最長午後5時30分までだが、フルタイム勤務の保護者の利用に対応できるよう午前7時から午後7時までに拡大したいと考えている」と答えた。

■市民病院定点に一〜三次救急を

山崎議員が、「市民病院内に医師会の医師らの協力を得た一次救急の場所を設け、病院を定点とした一〜三次救急を実施してはどうか」と提案した。

木村次郎病院長は「以前に岡崎市医師会から同様の提案があり、院内で慎重に検討した結果、断った経緯がある。時間外の救急医療については、一次救急体制はよく機能しているものの二次病院が非常に少ない当地域では二次以上の大部分を当院が担当している状況だ。そんな中、当院内に夜間急病診療所を設けることは一次〜三次すべての患者をすべての時間帯で当院に集中させることになり、結局当院での一次救急医療の負担が増すことは明らかだ」と危惧。

そして、「質の高い救急医療を維持するためには一次患者をできる限りほかの医療機関にお願いし、当院は二次以上、できれば三次の救急疾患に特化する必要があると思う。今後、医師会や保健所と協議して一次救急診療体制のさらなる充実をお願いし、当院では今まで以上に紹介患者と救急搬送された患者は極力受け入れ、安全で良質な救急医療の提供に努力していく」と述べた。


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