東海愛知新聞バックナンバー

 5月17日【火】

■岡崎の福田さんが日本新記録

パワーリフティング
県大会でジムの選手大活躍

「2006年アジアベンチプレス選手権大会」の金メダリスト、福田康宏さん(40)=岡崎市八帖北町=と、福田さんがオーナーを務めるパワーリフティングジム「ちからこぶGYM」の選手3人が、今月1日に行われた愛知県パワーリフティング選手権大会の各階級で入賞した。また、福田さんは先月の「埼玉県パワーリフティング選手権大会(マスターズⅠ男子105キロ級ベンチプレス)」で、172.5キロの日本新記録を樹立した。(今井亮)

愛知県パワーリフティング選手権大会では福田さんが485キロを記録し、男子93キロ級で2位。選手3人は、女子52キロ級(記録170キロ)で自営業真野美智子さん(33)=安城市=が優勝したほか、会社員佐野仁美さん(29)=岡崎市矢作町=が女子72キロ級で第2位(同200キロ)、パート社員岩瀬雅博さん(25)=知立市=が男子59キロ級で第3位(同310キロ)に入賞した。

選手7人でチーム「ちからこぶ」を結成し、同大会では団体戦にも出場。選手個人の成績を集計して順位が決まるが、3人が失格となり4位に終わった。しかし福田さんは「チームの団結力がうれしかった」と振り返り、「来年は優勝したい」と決意を新たにする。

3年前に設立したジムには岡崎、安城、刈谷、豊橋、蒲郡、名古屋の各市などから男女約30人が通う。年齢層も小学5年生から64歳までと幅広い。健康管理を目的に通い出してから選手に転向する人もおり、10人が選手登録している。

コンテナを改造したわずか4坪のジムだが、競技のストイックなイメージとは対照的にトレーニング中も笑いがあふれる、朗らかな雰囲気。福田さんは「狭いジムですが、みんなで楽しみながら日本一質の高いジムを目指したい」と話している。


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