東海愛知新聞バックナンバー

 4月28日【木】

■岡崎市教委「正しい持ち方」指導

オリジナル鉛筆を使い 3歳児健診の親子に

岡崎市教育委員会が、3歳児に正しい持ち方を覚えてもらおうと、オリジナル鉛筆「はじめてのえんぴつ」を作った。27日は岡崎げんき館で行われた3歳児健康診査(3歳児健診)で、日本ペン習字研究会常任理事の畔柳香風さん(68)が「はじめてのえんぴつ」を使って、待合室の親子に正しい鉛筆の持ち方を教えた。(今井亮)

「はじめてのえんぴつ」は、長さ17.5センチの一般的な三角形鉛筆に、人差し指、親指、中指を添える黄色、桃色、水色の3色のヒヨコが描かれている。

主旨に賛同したNPO法人「杉浦記念家庭教育振興事業団」と協力し、7,200本を作った。今年度は3,600本を、3歳児健診に訪れた親子に配る。

岡崎げんき館では、江村力教育長と畔柳さんが「初めて鉛筆を持つ時、誤った持ち方を覚えると修正が難しくなります。『はじめてのえんぴつ』で正しく持つ手ほどきをしてください」とアピール。この後、受診した子どもが保護者や畔柳さんと一緒に、鉛筆の正しい持ち方に挑戦した。

廉護ちゃん(3)の父親の中内忠雅さん(35)=美合新町=は「(子どもに)最初は正しく持たせても、書いている途中で持ち方が変わってしまうので難しいですね。上手に持てるように教えてあげたいです」と話していた。


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