NPO岡崎都心再生協議会(白井宏幸理事長)が今月29日、中心市街地の飲食店をチケットで食べ歩く「おかざきバル」を開催する。売り上げの一部は東日本大震災の義援金に充てられる。
「バル」はスペイン語で「気軽に立ち寄れる店」を指す。北海道函館市がイベントを始め、チケットで食べ歩くイベント形態は各地に拡大。県内でも名古屋市、刈谷市、豊田市、安城市、豊橋市で開かれている。
同協議会と実行委員会が参加を呼び掛け、「おかざきバル」には東岡崎駅周辺と康生地区のアジア料理、フランス料理、中華料理、居酒屋、和食など多彩な飲食店20店が参加。午前11時から午前2時までの開催時間中、前売り3,500円(当日4,000円)の5枚つづりチケット1枚で、一品料理とドリンクが提供される。
参加店の中には普段、行列ができる人気店も。各店では多くの家族らに魅力を知ってもらおうと、イベントで訪れた来客のために専用席を設けるなど、通常とは別に受け入れ態勢を整える。
前売りチケットは5日から各参加店と同協議会、みどりや本店、サラダ館明大寺店、宝金堂、リバーシブル、サンホテルの5カ所で販売。20日からは参加店とメニューを紹介したマップを配布する。
イベント開催に意気込む白井理事長と同協議会の松井洋一郎さん、実行委員会の堺康裕さんは「おいしい料理をはじめ、店や客同士の交流を楽しんでほしい」と話している。(今井亮)