東海愛知新聞バックナンバー

 3月13日【日】

■東北地方太平洋沖地震

岡崎など救助隊派遣
市民病院からは医療チーム

東北地方の三陸沖で11日午後に発生した東北地方太平洋沖地震で、岡崎、豊田、西尾の3消防本部は同日夕、地震発生直後に総務省から県防災局を通じて要請のあった緊急消防援助隊を被災地に向けて出発させた。(今井亮、大津一夫)

岡崎市では消防・救急隊員ら12人と消防車1台、救急車1台、広域・大規模災害などでの後方支援活動に当たる支援車1台が集結。柴田紘一市長は「現地は大変危険な状況。十分に気をつけ、救助活動や消防活動などの任務を遂行してほしい」と訓示し、午後5時30分に同消防本部を後にした。

県内では3消防本部のほか、名古屋、瀬戸、豊川、豊明、尾三、衣浦東部の各消防本部が、東名高速道路上り線の新城パーキングエリアで合流し、計19隊で構成する愛知県隊として出発した。県隊は関東地区で活動するとみられる。

岡崎市民病院は同日夜に災害派遣医療チーム(DMAT)の派遣を急きょ決定。深夜から未明にかけて、救命救急と外科の医師2人、救急外来と救命センターの看護師2人、物資調達や連絡業務などの後方支援に当たる調整員1人が、ドクターズカーと救急車2台に分乗し、中央自動車道から被災地に向かった。

岡崎市民病院に入った連絡によると、5人は12日午前11時過ぎ、福島空港に到着。ほかの地域から集結した派遣医療チームと打ち合わせ、同空港に設けられた集中治療用の仮設拠点で医療活動を行う準備をしているという。


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