「流氷の天使」と呼ばれるクリオネ(和名・ハダカカメガイ)が9日、岡崎中央魚市場(鈴木康夫社長)から岡崎市六名南保育園など市内の12保育園にプレゼントされ、園児たちは大喜びした。
クリオネは流氷とともに北海道北部沿岸に流れ着くことから、「流氷の天使」と呼ばれて人気がある。北海道の市場から名古屋市中央卸市場に入荷したものを、鈴木さんが仕入れて贈った。
六名南保育園では、年長組園児30人がびんの中で羽のような翼手を動かして泳ぐ様子を食い入るように見ていた。クリオネは水温0〜4度の海水中でないと生きられないため、常温では10分くらいしか見ることができない。園児たちはクリオネがしまわれると、「あーあ」「もっと」と声をあげていた。
同園ではクリオネの状態を見て、ときどき園児に見せたいとしている。(岩月健)