東海愛知新聞バックナンバー

 2月15日【火】

カンボジアへ文房具と楽器贈る

幸田町坂崎小
LC会員が現地へ持参

幸田町坂崎小学校の児童が14日、カンボジアの小学校にプレゼントしようと集めた文房具や楽器などを幸田ライオンズクラブに託した。同クラブは21日からカンボジアを訪問して、預かった物品を寄贈する。(竹内雅紀)

同校では昨年に続く寄贈。今年1月、6年生が同クラブ主催の薬物乱用教室を受講した際に、カンボジアの小学校では経済的な理由で文房具や楽器がそろわず、満足に勉強ができないことを学んだ。福祉委員長の村上咲乃さん(12)と副委員長の川井万綺さん(12)が中心となり、全校児童177人や職員に文房具や楽器の提供を呼び掛けたところ、2月7〜10日の4日間でノートや鉛筆、鍵盤ハーモニカ、笛などが段ボール4箱分集まった。

村上さんは「これだけ集まったことに驚きました。私たちにできることをやろうと思いました」、川井さんは「現地の子たちが喜んでくれるとうれしい。来年以降もぜひ続けてほしいです」と満足げに語っていた。

同クラブの大野光敏会長は「大変ありがたい。坂崎小の子どもたちには大きくなったらぜひカンボジアに足を運んでもらいたい。また、物を大事にすることも同時に学んでほしい」と話していた。

カンボジアは愛知万博時の同町のフレンドシップ国。同クラブは平成21年2月にシェムリアップ州トラキエット村に小学校を建設し、文房具を寄贈したり音楽教室を開催したりして支援を続けている。また、昨年11月には町が同州と友好提携を結んでいる。


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