岡崎市を中心に活動する学生ボランティア団体「DASH MAN」(ダッシュマン)が2月7日から、同市竜美台1の竜美丘学区市民ホームで小学生を対象にした無料の学習塾「ダッシュ塾」を始める。大学生が小学生の勉強を手伝う仕組みで「気軽に参加してほしい」と、塾生20人を募集している。(竹内雅紀)
DASH MANは、岡崎市に住む現役大学生らを中心に平成20年4月に結成。ラジオ番組の企画制作やチャリティーイベントの企画、児童福祉養護施設でのボランティア活動に励んでいる。
無料塾は約1年前から構想があった。ゆとり教育による学力低下や私立中学への志願者増などで小学生通塾率は3割超といわれる現状を懸念。「高額な費用が掛かり、塾に行けない子もいる。すべての子どもたちになるべく平等に教育の機会が与えられるべき」との思いから立ち上がったという。
学生らの思いに賛同した岡崎青年会議所は「まちづくり応援基金」から資金を拠出して運営費をサポート。ほかにもNPO法人などが支援をする。
塾は2月7日から毎週月曜日に開催。時間は午後6〜9時。「進学塾とは違い、宿題を手伝ったり、授業で分からなかったところを教えたりするのが目的。気軽に来てもらいたい」と副代表の平岩亮人さん(21)=愛知大。
講師陣はメンバーの飯田菜美さん(21)=愛知淑徳大=をリーダーとする県内の大学に通う17人。文系、理系の学生それぞれが得意分野を受け持つという。講師の壁谷さおりさん(21)=愛知大=は「ダッシュ塾をモデルにして、同様の動きが各地域に広がれば」と期待を込めている。
問い合わせ、申し込みはDASH MAN代表の寺澤和晃さん(080―1563―8870)へ。