学問の神様・菅原道真を祭る岡崎市岩津町の岩津天満宮で8日、学業成就を願掛けする進学祈願大祭が始まった。受験シーズンを迎え、県内外から多くの受験生やその家族らが訪れ、境内は合格を願う人たちであふれていた。

拝殿で祈祷（きとう）を済ませた受験生らは、絵馬にそれぞれの願いを書き込んで絵馬掛けに取り付けた。取り付けの際には、手を合わせる人や目立つ場所を探す人もいた。「志望校に合格できますように」「第一志望校に絶対合格する」など高校、大学受験に関する絵馬が多いが、中には「甲子園で校歌が歌えますように」「嵐のコンサートチケットが当たりますように」などユニークな絵馬もあった。受験生の代わりに訪れた家族は、「息子が無事合格しますように」と書いた絵馬を証拠にとカメラに収めていた。

また、境内にある縁起物「撫（な）で牛」に触って、ご利益を得ようとする受験生も多くいた。

同祭は9、10、15、16、22、23日も行われる。（竹内雅紀）