津軽三味線の奏者として活躍する県立岡崎北高校1年の加藤佑典君(16)が、中部国際空港(セントレア)で1月8日から10日まで開かれる「セントレア空港音楽祭」に、“津軽三味線デュオ”として出演する。
音楽祭は名古屋フィルハーモニー交響楽団のクラリネット奏者、井上京さんが監修。バイオリニストの寺井尚子さんや、名古屋を代表する実力派ジャズピアニストの後藤浩二さんらジャズ界の豪華な顔ぶれがそろう。
加藤君は名古屋市在住のプロ奏者、神谷茂良さんの下で一緒に学ぶ佐久間翔太君=県立名古屋西高校2年=と組んだデュオ「S-SKY」で、10日の午前11時と午後2時の2回出演する。場所はセントレア旅客ターミナルビル4階のイベントプラザ。各回20分間のステージで、「HABATAKI」など、オリジナルの数曲を披露する予定。
本番に向けて、2人は冬休みを返上して練習に取り組む。加藤君は「空港には世界中からたくさんの人が集まるので、津軽三味線を広める絶好の機会。日本に三味線を伝えたとされる中国の人にも自分たちの演奏を聞いてほしいです」と意気込んでいる。(今井亮)