岡崎と安城市内の小学生で編成する女子バレーボールのクラブチーム、安城北ラビッツが来年3月28〜31日、三重県内で開かれる第8回全国スポーツ少年団バレーボール交流大会に出場する。夏に全国大会に出場したものの予選トーナメントで敗退しており、「今度こそ上位進出を」と練習に気合いが入っている。(大津一夫)
同チームは平成11年に結成。監督の杉本峰・安城市梨の里小学校教諭(47)が岡崎市上地小、常磐小に勤めたあと転勤したため、チーム名を安城北ラビッツにした。現在のクラブ員18人のうち、9人が岡崎市内の児童。平日は安城市内の小学校、土曜日と日曜日は岡崎市下青野町の市勤労者体育センターなどで練習している。
10月に岡崎中央総合公園体育館で開かれた県大会決勝で、豊橋クラブに2―0で勝ち、全国大会への切符を手にした。8月にはファミリーマートカップ第30回記念全日本バレーボール小学生大会に出場しており、全国大会へは2度目。
全国大会には10選手が登録し、スターティングメンバー6人のうち5人は岡崎市在住。杉本監督は「6年生の多賀美晴さんが163センチの長身を生かしたアタックとブロックで活躍し、ほかの選手が守りを固める。ピンチにもしぶとさを発揮できるバランスのとれたチーム」と評価。「全国大会までには、まだ日にちがあるので底力をつけたい。全国大会の雰囲気が分かっているのも強み」と話す。
キャプテンの矢作西小学校6年生、一森琴葉さんは「夏の全国大会で、予選トーナメントで負けたときはとても悔しかった。今回はまずベスト8に入り、全国制覇を目指します。もう卒業なので満足できる結果で終えたい」と意気込みを話し、「仲間だった子が新潟県に転校し、この大会に出場するので再会できるのが楽しみ」と笑顔になった。