東海愛知新聞バックナンバー

 12月14日【火】

迎春準備

岡崎城ですす払い 大手門には大門松

今年も残すところ、あと半月余り。新年に備え、岡崎市内の公共施設では、1年の大掃除や迎春準備が進められている。(今井亮)

岡崎市康生町の岡崎公園では13日、岡崎城のすす払いが行われたほか、国道1号沿いにある大手門に、高さ約3メートルの大門松が登場した。

すす払いは天守閣が再建された昭和34(1959年)年から続く伝統行事。紺の法被に足袋姿の公園管理職員6人が、長さ2メートルと4メートルの竹竿にくくりつけたササの葉で、天守閣(高さ約25メートル)の壁面や軒下についたほこりを払い落としていった。

大手門の両脇には松、竹、梅に葉ボタン、クマザサ、センリョウ、ナンテンなどを添えた華やかな大門松が設置された。

同公園内では28日にかけて、三河武士のやかた家康館の大掃除や花時計を彩る「干支(えと)文字」の植え替え作業などが行われることになっている。城は29日から元日まで休館。

■葉ボタンでウサギの絵 奥殿陣屋

同市北部の山あいにある観光施設「奥殿陣屋」ではこのほど、西側の花畑に葉ボタン1310株を使った来年の干支「ウサギ」の絵が完成した。

約600平方メートルの畑に赤と白の葉ボタンで、愛くるしい笑顔のウサギをはじめ、「2011」の西暦と「ウサギ」の文字が描かれた。来年2月末まで訪れた人の目を楽しませる。


<<インデックスへ | <<前日のニュースへ

HOME