東海愛知新聞バックナンバー

 12月12日【日】

中日ドラゴンズ 山井・藤井・新井選手招く

岡崎 小中生対象に野球教室

今年のプロ野球セ・リーグを制した中日ドラゴンズの3選手が11日、岡崎市南中学校グラウンドで開かれた中日新聞の販売店主催の野球教室に参加し、小中学生約160人を指導した。児童、生徒らはあこがれのプロ野球選手の動きを目の当たりにして、今後のプレーの参考にしていた。(竹内雅紀)

■市内の4新聞店が主催

野球教室は、中日新聞竜美ヶ丘専売店井上新聞店、同羽根専売所田中新聞店、同岡崎戸崎専売所足立新聞店、同光ヶ丘専売所松永新聞店の4店が合同で主催。中日ドラゴンズからは山井大介投手(32)、藤井敦志外野手(29)、新井良太内野手(27)が講師として参加した。

田中新聞店の田中暉登社長が「セ・リーグで優勝したチームの3選手に教えてもらうのは貴重な機会。十分に楽しんでください」とあいさつ。2年連続で同校を訪れた山井投手は「少しでも技術を吸収してください。お互い楽しみましょう」と呼び掛けた。

同校野球部とソフトボール部を中心とした小学5年〜中学3年の男女は、ポジション別に分かれて指導を受けた。山井投手はキャッチボールの際に「ピッチングの基本」としてボールの握り方や人差し指の位置などを説明。ブルペンでは足の上げ方や体重移動についても体を使って教え、自ら捕手役を務めたり、スライダーを披露したりした。「投手は走り込みをしっかりして、腹筋や背筋を鍛えること」と話していた。

藤井、新井両野手は打撃と守備を指導。藤井外野手は「まずは野球を好きでいること。バットはしっかり振るのが基本」、新井内野手は「ゴロは前でさばくこと。遊び感覚でもいいからボールに触り、慣れておくように」と伝えた。また、終盤に行われた2人の直接対決は大いに盛り上がった。

同校3年生の酒井真之君(15)は「いろいろ勉強になった。プロ野球選手とかかわることができて最高でした」と目を輝かせていた。


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