県内で集中的に年末の特別警戒活動が行われた9日、岡崎署管内(岡崎市、幸田町)の重点警戒地域などでも同署員や交通安全指導員、地域ボランティアらがパトロールや監視活動を行った。
この日夕、同署で実施された出発式で神谷博幸署長は署員約50人に向け「今年も残りわずか。犯罪件数は昨年よりも大幅に減っているが、依然高い数字。多発する車両関連窃盗を防ぎ、未解決事件を解決して、住民の安全へとつなげてほしい」とあいさつ。声掛け活動、車両警戒、警戒中に負傷しないことに徹するよう呼び掛けた。式には柴田紘一市長らも激励に訪れた。
式後、警戒部隊40人が10台のパトカーに分乗。神谷署長に見送られながら、サイレンを鳴らして管内の警戒活動に出発した。
11月末現在、管内の刑法犯認知件数は4660件で前年同期比1038件減。交通事故死者は9人で7人減となっている。(竹内雅紀)