東海愛知新聞バックナンバー

 12月9日【木】
マザー・テレサ生誕100年を記念

NGOが恵田小へ貴重な写真を寄贈

活動に携わった久野さんが講演

岡崎市恵田小学校に8日、以前から交流のあった、インドでボランティア活動を進めるNGOインターナショナル・ボランティアグループ理事長の久野未耶子さんからマザー・テレサらを写した5枚の写真が贈られた。贈呈式では久野さんが児童代表5人に1枚ずつ手渡した。式後、「本当の心の豊かさとは」の演題で久野さんの講演もあった。(岩月健)

久野さんは昭和62(1987)年、ボランティア活動のためにインドのコルコタ(カルカッタ)に渡り、マザー・テレサの活動を助けた。

今年はテレサ生誕100周年に当たることから、9月には豊田市民文化会館で記念写真展が開かれた。同展を見た恵田小の小栁好直校長が写真の寄贈を願ったところ、久野さんの快諾を得た。

式ではインドの民族衣装パンジャムスーツ姿の久野さんが、「命の大切さ、人の尊さ、人への温かい思いやりの心を養っていくお手本にしていただければ幸いです」と目録を読み上げて小栁校長に渡したあと、代表の児童一人一人に写真パネルを手渡した。

写真は全紙大。テレサが手紙を読んでいるスナップと、久野さんとのツーショットが2枚。ほかに、同校と交流10周年を迎えたインド・ニューデリー市のアミティインターナショナルスクールの様子を写した2枚の合わせて5枚。児童会室や児童昇降口の壁に掲げる。

講演会では「人は多くの人から愛を受けて生かされている。そのことに感謝する心が自分の命を輝かせる」と熱く語りかけた。

5年生の竹内奈都美さんは「人は誰もが平等だということが分かりました。テレサのように困っている人を助ける活動をしたいと思います」と話した。


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