バスの運行状況や発車時刻などをLED表示と、携帯電話で知らせる「バスロケーションシステム」が15日から、岡崎市内の名鉄バス路線と同市のコミュニティバス「まちバス」の停留所で導入される。事業主体の名鉄バスは停留所での待ち時間短縮など、乗客の利便性向上を見込んでいる。(今井亮)
同市中心部を運行するバスの停留所30カ所に、LED照明がついた案内表示機を設置。このほかの市内の停留所(674カ所)と、まちバスの停留所(62カ所)には、携帯電話で読み取るQRコードを付け、インターネットから情報を取得できるようにする。
また停留所から離れていても、QRコードの履歴やインターネットを利用した情報取得も可能になる。
市、交通事業者、市民で構成する「同市交通政策会議」の事業の一環で、システムの整備費用は1億4,200万円。このうち1,400万円を国から交付される補助金でまかなう。
名鉄バスは「バスの利用者増につながる成果を期待している」と話している。