東海愛知新聞バックナンバー

 12月7日【火】

高校生に奨学金支給

杉浦弁護士が財団設立

元衆議院議員の杉浦正健弁護士が、今年2月に一般財団法人を設立し、岡崎市、西尾市、幸田町、幡豆郡3町の公私立高校17校に通う生徒に対して、今月から月1万円の奨学金を支給する。

法人名は「杉浦ブラムチャリヤ」。ブラムチャリヤはインドのカースト制で最上位階級の「ブラーメン」が4期に分けた人生のうち、“学びの時期”を意味する。杉浦弁護士を代表理事とし、私有地を国へ売却した4,000万円の運用利息を奨学金に充てる。

支給の対象は17校の推薦を受けた各校1人ずつの計17人。既に支給が決まった14校では、いずれも母子・父子家庭など、学費の工面に悩む生徒らが多いという。

奨学金は1月、4月、7月、10月の10日前後に3カ月分を口座へ振り込む。留年、退学、転校、休学、停学した場合は支給を停止する。奨学金の返済義務は設けず、支給期間は生徒が卒業する年の3月まで。

杉浦弁護士は「各方面から寄付や寄付の申し出があるので、いずれは留学生を対象にした奨学金なども考えていきたい」と話している。

問い合わせは財団法人事務局(03―3571―2634)へ。


<<インデックスへ | <<前日のニュースへ

HOME