岡崎商工会議所青年部(略称YEG、尾崎邦泰会長)が主催する「2010ジュニア・エコノミー・カレッジin岡崎」の結果発表会が4日、同商議所で開かれた。販売実践ではアイデアを凝らした商品と元気な呼び込みで21チームの全社が完売、黒字になった。この日、収益の10%に当たる5万8,810円を“納税”として市に寄付した。(大津一夫)
子どもたちに、商品の販売を通じて商売の面白さと自己責任を体験してもらい、将来の起業家を育てようというのが目的。
小学校6年生を対象に、応募のあった21チーム(1チーム5人)が参加。8月21日のドリームセミナー、10月2、3日の合宿で会社を設立。販売する商品を考え、11月6日には全チームが参加して籠田公園で販売実践を行った。
収益から“税金”を差し引いた純利益は、保護者らの“株主”とチームを編成する“役員”で分配した。
この日は1チームずつ舞台に上がり、同青年部会員らが見守る中で決算を報告。これまでの体験で感じたことなどを紹介した。
児童たちは、「学校の仲間が大勢来てくれたのでうれしかった」「完売したときは、思わず皆で拍手をした」「同じ目的で苦労をしているうち、仲良くなった」などと思い出を話した。また「食材を買いに行ったら、目的の材料がなかった」「オーブンが熱くなり過ぎてしまった」などと失敗談を明かすグループもあった。
会員らによる審査の結果、総合評価で最優秀に当たるグランプリには、「明るく、笑顔で元気よく」をキャッチコピーにホットドッグなどを販売した「ピースガールズ」(矢作東)が選ばれ、トロフィーと賞品が贈られた。
グランプリを除く入賞チームは次の通り。