岡崎市中島町の浄土真宗大谷派浄光寺(石川修住職)の境内にある巨大なイチョウが見ごろを迎えている。
市の天然記念物に指定されているイチョウは、樹高約23メートル、幹回り約4メートル。樹齢は約300年といわれている。夏の猛暑で例年よりも色づきが遅れたため、今がピーク。日中は鮮やかな黄色が青空に映え、夕日が当たると少し赤みがかる。檀家らが毎朝、落ちたイチョウの葉とギンナンの実を拾って掃除している。
「地域の皆さんに愛されたこの木をこれからも大事にしたい」と住職の母和子さん(83)。12月18、19日は参拝者向けにギンナン入りご飯を提供するという。 (竹内雅紀)