岡崎市民会館大ホールで20日午後1時から第38回岡崎のハーモニーが開かれる。このステージで「おかざきの心の歌―夢 受け継いで」が、岡崎ジュニアコーラス「ジョリフィーユ」の合唱で初演される。この曲は、岡崎の子どもたちが誇りを持って口ずさむことができるように、と同市教育委員会が2年がかりで制作した愛唱歌だ。(岩月健)
市教委は岡崎の教育の三本柱を「心の教育」「英語教育」「環境教育」として、市独自に作成したカリキュラムに基づいて実践。心の教育を側面から支援し、いつでも子どもたちが口ずさめる愛唱歌を作ろうと、2年前に準備を始めた。
岡崎の風土や歴史、人物をテーマに児童生徒から歌詞を募集。それらを基に現職研修国語部が補作し、同音楽部が作曲した。
詞は岡崎の豊かな自然と、徳川家康や本多光太郎などの先人をたたえ、子どもたちの未来に期待する内容。曲はアップテンポだが流れるようなメロディーが心をわき立たせる。
江村力教育長は「自然に恵まれ、先人が築いた歴史と伝統に支えられているふるさと岡崎に育つ子どもたちが、岡崎を愛し岡崎を誇りに思う心を培い、成人し岡崎を離れても口ずさめる歌ができたと思う」と話している。
市内小中学校67校の児童生徒1000人が、合唱や吹奏楽などの練り上げられたパフォーマンスを披露する。今年のテーマは「『こころのふるさと』―人・水・緑輝く 美しい街」。入場無料。「岡崎の心の歌」は午後2時20分ごろから。演奏の途中では入場ができないこともある。