イネ科の多年草「マコモ」の新芽部分(マコモタケ)を使った「マコモタケ料理コンクール」(東海愛知新聞社など後援)が11日、岡崎市図書館交流プラザ(りぶら)で行われ、最優秀に当たる市長賞に柿原純平さん(城北飯店)が輝いた。
マコモタケは、タケノコに似た食感で、栄養豊富。甘味があり、中華料理の食材として重宝されている。市農業委員会が中心となり今年5月から市内で試験栽培を開始。販路開拓を目指してコンクールが実施された。
岡崎市、幸田町の和洋中などの37店舗から49点が出品。マコモタケを研究する三枝正彦豊橋技術科学大学特認教授ら13人がバランス、季節感、色彩などを審査した。
ギョーザ、ソテー、天ぷら、八丁味噌焼きなど色鮮やかでバラエティーに富み、審査員も頭を悩ませていた。市長賞の柿原さんは、親鳥とヒナの団らんの様子を演出。マコモタケでヒナを表現した。
コンクール実行委員長の永井章さんは「何とかマコモを岡崎の特産にしたい。今後、何か新しいものに発展すれば」と話していた。
柿原さんを除く受賞者は次の皆さん。