岡崎市板田町で建設されていた同市の新一般廃棄物中間処理施設が外溝整備を残して完成し10日、施設の工場棟1階で、安全を祈願する施工者主催の火入れ式が行われた。(今井亮)
関係者約120人が出席。柴田紘一市長は「安全・安心のごみ処理体制を維持する施設として、試運転を経て来年6月の稼働を目指したい」とあいさつ。この後、出席者に施設内が公開された。
施設は、ガス化炉と高温溶融炉を一体化したシャフト式のガス化溶融炉(2炉)で、1日当たり380トンのごみを処理する。総事業費は約190億円。
来月初旬から3月にかけて試運転を行い、舗装、フェンス、植栽などの外溝整備を経て6月に稼働する予定。市では稼働を前に、不燃ごみのCD、DVD、バケツ、歯ブラシ、硬性プラスチック製品などを、来年2月14日から可燃ごみへ変更する。分別変更の説明会を市内で順次開いていく。
新施設の稼働に伴い、中央クリーンセンターの2炉(1日当たりの処理能力は240トン)と八帖クリーンセンターの1号炉(同150トン)は閉鎖する。