岡崎市東公園の「動物ふれあい広場」にきょう13日から、世界最大とされるヨーロッパ原産の大きなウサギ「フレミッシュジャイアント」のオスとメス2匹が登場する。平均値で体長50センチ、体重6キロに成長し、県内の動物園で飼育しているのは、犬山市の日本モンキーセンターに続いて2カ所目となる珍しいウサギだ。
岡崎市動物総合センター(あにも)が来年の卯(う)年などにちなみ、2カ月前に県内で購入した。生後約6カ月の子ウサギにもかかわらず、現在の体重は既にオスが3.7キロ、メスが3.5キロに達し、一般的な成獣のウサギの体重(約3キロ)を上回っている。大きな体に似合わず性格はおとなしく、動きはゆったりしている。
平均寿命は2、3年と短命のうえに暑さや病気に弱いため、猛暑となった今夏は購入後から、空調管理が行き届いた部屋で過ごした。購入個体のため名前は募集しないが、今後繁殖が成功した場合は子どもの名前を募集するという。
あにもは「正月イベントを予定している来月2日までには来園者が触れられるようにしたい」と話している。