岡崎市主催の「第18回岡崎市民クラシックコンサート」が17日、同市民会館大ホールで開かれる。今年は、「最も敬愛する作曲家」と話すショパンの国際コンクールで多数の入賞経験があるピアニストの三浦友理枝さんと、“炎のマエストロ”の異名を持つ小林研一郎さんが桂冠指揮者を務める名古屋フィルハーモニー交響楽団が、ショパンやマーラーの曲で共演する。(今井亮)
今年はショパンの生誕200年を記念し、20歳ごろの青年期のショパンが作曲した「ピアノ協奏曲第1番ホ短調作品11」と、生誕150年を迎えたマーラーの「交響曲第1番ニ長調『巨人』」を奏でる。
開演は午後3時。チケットはS席3,500円、A席3,000円、B席2,500円で全席指定。同市民会館、市シビックセンター、市せきれいホールをはじめ、チケットぴあ、富士プレイガイド、ツルタ楽器岡崎店で販売している。問い合わせは市民会館(21―9121)へ。
三浦さんは7月に行われたインタビューで、ショパンに対する思いとコンサートに向けた市民へのメッセージを寄せた(抜粋)。
「ショパンの曲にある旋律の美しさやロマンチシズムが、繊細さを愛する心と共鳴するからこそ、ショパンを好む日本人は多い。コンサートではピアノ協奏曲第1番を作曲したころの若いショパンの瑞々みずみずしさを出せたらと思っています。最も敬愛する作曲家の曲で、小林さんが指揮する名フィルとともに、熱い音楽をお届けしますので、ぜひ聴きにお越しください」