東海愛知新聞バックナンバー

 10月7日【木】
岡崎・豊田・安城

「三河家康公の旅歓迎団」

ゆかりの地に観光客誘致

徳川家康ゆかりの岡崎、豊田、安城市で外国人観光客の誘致を図る「広域連携観光客誘致事業」で、3市は6日、岡崎市役所で、事業を進める誘客組織「三河家康公の旅歓迎団」の設立総会を開いた。3市の観光を担当する行政部長らがそろい、松田藤則・岡崎市経済振興部長を団長とする役員を選出、規約などを承認した。(今井亮)

総会の冒頭で、岡崎市の武田憲明副市長は「観光は経済政策で大きな期待が寄せられている。この地方はものづくりが盛んな一方で、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康という戦国武将を生んだ土地。行政の取り組みには限界もあるが、宿泊や飲食など、民間の活力増強につながれば意義がある」と歓迎団に期待を寄せた。

歓迎団は団長、副団長、「目付」(幹事)を役員に、作業部員に当たる「奉行」を設け、県観光コンベンション課長が務める「老中」(参与)で構成する。

初年度の事業費は、県補助金を含む960万円で、各市の人口比率から算出した3市の負担分は、岡崎と豊田が各40%、安城が20%。

歓迎団では評定会や研修会を開催していくほか、日本語、英語、中国語、韓国語で表記した多言語のルートガイドブックの作成、国内外の旅行代理店に向けたプロモーションDVDの無料配布などを予定している。


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