岡崎市消防本部は、今年上半期(1〜6月)の火災発生、救急・救助出動状況をまとめた。火災は56件。昨年同期に比べ35件減少し、特に4月はゼロだった。「月間火災発生ゼロ」は、昭和29(1954)年7月以来、55年ぶり。同本部では「要因は分からないが、このまま減少傾向が続いてくれれば」と話している。(大津一夫)
月別の火災発生件数は2月が最も多く15件、6月の14件、1月と5月の12件と続く。死者は4人で、1人増加。負傷者は6人多い10人だった。
焼損面積は、建物が1016平方メートル、林野が3アールで、損害額は5,576万円。
出火原因では、放火・放火の疑いが相変わらず多く16件で、たばこの火11件、こんろの火が7件だった。
救急出動は6612件、6197人を搬送した。出動件数は356件増、搬送人員は309人増えた。
1日平均は36.5件で、39分に1回の割合で出動。1日平均34.2人を搬送した。月別では1月が最も多く1115人、2月が最も少なく980人だった。
種類別では、急病が4279件でトップ。続いて一般負傷721件、交通事故713件の順。
救助出動は88件で、41人を救助した。5件、18人増えた。種別では、火災の34件が最も多く、交通事故は21件だった。