岡崎の産業界が誇る最新技術などを一堂に集めた「第2回ものづくり岡崎フェア2010」(岡崎商工会議所、岡崎市など主催)が8日、同市竜美丘会館で始まった。平成20年2月以来2年ぶりの開催。テープカットの後、情報交換などをする人たちでにぎわった。きょう9日まで。(今井亮)
開会式で、伊藤公正会頭は「経済が好調だった前回から一転、今回は経済的に厳しい中での開催。技術開発に果敢な岡崎の産業界の心意気が表れているこのフェアが、さらなる産業界の発展につながることを期待しています」とあいさつした。
特別来賓の張立国・中国駐名古屋総領事は「愛知県は自動車や工作機械の高い技術を持っており、領事館としてはこのフェアを機に、岡崎と中国の産業にプラスになることが生まれるような橋渡しをしたい」と述べた。
会場には製造業を中心とした企業をはじめ、県立岡崎工業高校や名古屋大学、愛知工科大学など7大学、岡崎大学懇話会を含めて、第1回を上回る72の企業・団体が出展。各ブースでは製品の展示やパネル、映像などで最新技術が紹介され、来場者の関心を集めていた。
午後からは川口文夫・中部経済連合会会長らによる基調講演があった。
同フェアは午前10時から午後5時まで。