東海愛知新聞バックナンバー

 7月7日【水】

おかざきニュース中国語版発行

りぶら国際交流センターの情報部会

■英語、ポルトガル語に続き

岡崎市内在住の外国人のために英語版とポルトガル語版の広報紙「おかざきニュース」を発行している同市図書館交流プラザ(りぶら)国際交流センターの情報部会(山本純子編集長)が、7月1日付で中国語版第1号を発行した。市内在住の中国人約1300人に朗報となる。山本編集長を助けて中国瀋陽生まれのファン・エイ(樊睿)さんが中国語に翻訳した。(岩月健)

■中国人学生が翻訳

山本さんは外国人の役に立ちたいと、19年前から「市政だより」の英語版をボランティアで月2回、発行している。「市政だよりに書いてあることだけでも理解できたら暮らしに役立つだろうと、英語の勉強も兼ねて始めました」と振り返る山本さん。英語版は7月1日付が第456号を数える。

平成14年ごろから市内の日系ブラジル人の数が急増。山本さんは7年前からポルトガル語版を発行。こちらは現在156号。

中国語版は、中国瀋陽生まれのファン・エイさんの協力で計画よりも早く発行できた。ファンさんは平成18年に両親とともに来日。市の日本語教室に通い半年で日本語検定2級に合格。光ヶ丘女子高校を卒業して、4月から南山大学総合政策学部に在学中。

ファンさんは「日本語教室でボランティアの皆さんに親切に教えていただいたおかげで日本語検定の1級も取ることができました。中国語版を作成することで岡崎市在住の中国の人たちのお役に立てて大変うれしい」と話している。

中国語版も他の2紙と同じA3用紙を半分に折った4ページ建て。「ようこそ岡崎市へ」で始まり、リサイクルステーションの利用法、日本の7月の気候や年中行事、習慣などの解説、イベントの告知、刈谷、西尾、豊田の夏祭りの紹介など盛りだくさん。1ページを縦半分に割り、左に中国語、右に日本語を対照的に並べるのは他の2紙と同じ。日本語にはルビも付けてある。

市役所や、りぶら2階入り口、シビコ1階エスカレーター横などに置いてある。


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