高齢者や障害者が日常生活の中で感じる軽易な困難事項をサポートする「おかざきシルバー支援隊」が24日、結成された。岡崎市シルバー人材センター(澤田貞二会長)の会員による支援事業で、国の緊急雇用創出事業の補助金を活用。7月1日に始動する。(竹内雅紀)
支援隊は作業員7人と事務員3人で編成。市福祉会館で行われた結成式で、稲垣正弘隊長(72)らに澤田会長から任命書が渡された。
稲垣隊長は「高齢者や障害者のちょっとした困りごとを速やかに解決するサービスを目指し、喜んでもらえる仕事をすることを誓います」と力強く決意表明。柴田紘一市長は「向こう3軒両隣の気風が薄れている中、温かい手を差し伸べることに心から感謝します。頑張っていただきたい」と激励した。
支援対象は、市内在住の70歳以上の高齢者世帯か障害者がいる世帯。作業時間は1回につき30分程度。内容は電球の交換や家具の移動、簡単な大工仕事、各種警報装置の取り付け、体調不良時の買い物代行など。
利用料金は1回300円で、作業日は平日限定。同一世帯では年間4回まで利用できる。申し込みは、シルバー人材センター連絡所(55―0640)または同センター本部(23―8971)へ。