岡崎信用金庫(大林市郎理事長)が実施した「2010年夏季ボーナスアンケート調査」で、サラリーマン家庭のボーナスアップへの期待度が4年ぶりに上昇したことが分かった。
「昨年より増える」と答えたのは、7.0%と低い数字だが前年同期よりも3.5ポイント増加。3年間続いていた低下傾向に歯止めがかかった。「昨年より減る」は24.7%(前年比22.8ポイント減)、「昨年並み」は43.6%(同17.2ポイント増)。製造業を中心に景気回復傾向にあるが、全体としての期待感はまだ薄いといえる。
平均手取り予想額は、前年より1万8,000円増の42万2,000円(平均年齢39.0歳)。製造業では、6万円増となった。
使途別では、貯蓄が41.6%と過去5年間で最も高い数字。「安心」「病気や不時の災害に備えて」が主な目的となっている。
貯蓄の運用方法(複数回答可)は、「定期預金」が65.9%(同2.8ポイント増)、「普通預金」が80.4%(0.6ポイント増)と上位を占めた。近年減少傾向だった「投資信託」は3.1%(同1.0ポイント増)、「株式」は3.5%(同0.6ポイント増)とそれぞれ微増した。
アンケートは、県内のサラリーマン家庭1860世帯を対象に4月20日〜5月13日に実施。回答率は74.6%(1388世帯)だった。