東海愛知新聞バックナンバー

 4月13日【火】

スポーツ吹き矢 普及へ

りぶらで6月から「教室」
講師に協会の公認指導員

年齢、世代を問わずに楽しめるスポーツ吹き矢を広めたいと、夫妻でスポーツ吹き矢の普及に努める社団法人日本スポーツ吹矢協会公認指導員の安井哲雄さん(62)=大府市若草町=と妻・喜久子さん(60)が、6月から8月まで、岡崎市図書館交流プラザ(りぶら)で、スポーツ吹き矢教室を開く。(今井亮)

スポーツ吹き矢は、同協会が認める長さ1.2メートルのグラスファイバー製の筒で、フィルムを巻いた長さ20センチの矢を、直径24センチの的に向かって吹く。

筒は350グラムと軽量で高齢者への負担も少なく、矢の先端には丸くぎの頭をつけて安全面にも配慮している。胸式呼吸と腹式呼吸で矢を吹くことで、呼吸に必要な筋力を活性化するスポーツとして注目を集め、同協会に登録している会員は、関東地方を中心に全国で2万人に上るという。

安井さんは6年前、勤務地の東京で「ストレス解消と健康づくりになれば」と吹き矢を始めた。「呼吸さえできれば誰でもできる」手軽さに加え、ダーツのようなゲーム性のある魅力にのめり込み、現在は同協会が定める段位で上から2番目の5段。一緒に始めた喜久子さんも公認指導員で4段の腕前だ。

安井さんは、県スポーツ吹矢協会の発起人として同協会長と県内3支部の1つ「大府翼支部」(大府市)の支部長を兼任している。地域で競技人口が増えれば、新たな支部の設立も可能という。

ダーツやビリヤード、ボウリングに比べスポーツ吹き矢の歴史は12年と浅いため、安井さんは「岡崎を中心に、楽しんで健康づくりができる競技の輪を三河地方に広げたい。私を含め、和気あいあいと楽しんでいます」と話している。

教室は6月17日から8月19日までの第1、第3木曜日。時間は午前9時30分から11時15分まで。参加費は5回コースで3,000円。先着15人。教室に先立ち、5月13日と6月10日に無料体験教室を開く。問い合わせは県スポーツ吹矢協会(0562―44―8018)へ。


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