東海愛知新聞バックナンバー

 2月16日【火】

ミャンマーへ消防車

岡崎から8台 東京の大使館へ

ミャンマーの子どもたちに学校をおくる会代表の松井幸彦さん(68)=岡崎市矢作町=の呼びかけに応じて提供された消防車8台が14日、岡崎を出発。市民の運転で、この日のうちに東京都品川区にあるミャンマー大使館に届けられた。(大津一夫)

松井さんが昨年8月、岡崎信用金庫資料館で開いた「ミャンマー展」に、ラーミイン駐日大使が訪れた。大使から「ミャンマーでは乾季に大火事の心配があり、消防車が不足して困っている」と聞いた松井さんは、廃車になる消防車を提供してほしいと三河地方の自治体に呼びかけた。

豊川市の4台をはじめ豊田市、西尾市、知立市、みよし市や知多市南部消防組合、吉良町などから計12台の提供の申し出があった。

この日朝、このうち8台が岡崎市緑丘1の大岡屋駐車場へ。搬送には応募した市民ら約30人が参加し、大使館まで東名高速経由の道を綿密に打ち合わせたあと、関係者に見送られて出発した。

夫婦で大使館まで運転した曽我解さん(73)=同市岩津町=は「東名高速は順調でしたが首都高速が渋滞していて、大使館には午後3時ごろ到着した。ラーミイン大使ら大使館員の歓迎を受け、感激しました」と話した。

残る4台は来月以降、大使館に送る。松井さんは「第1弾を無事に届けられてうれしい。50台を目標に、呼びかけを続けたい」と語っていた。


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