後進の指導に力を入れるオーボエ奏者の宮本文昭さんにオーディションで選ばれた楽器奏者の「出張ミニ演奏会」が4日、岡崎市美合町の県立みあい養護学校で開かれた。奏者は同市在住・出身の女性4人で、卒業を控えた高等部の生徒22人に卒業記念の演奏を“プレゼント”した。(今井亮)
「岡崎の若きメンバーによる木管五重奏コンサート」と題して、市シビックセンターコンサートホール「コロネット」で、あす6日に開かれる「宮本文昭レクチャーコンサート」に先立つミニコンサート。オーボエの熊澤杏実さん(21)、クラリネットの新川奈々さん(29)、ファゴットの古川真帆さん(19)、ホルンの倉橋雅子さん(29)が訪れた。
4人は音色を奏でて各楽器を紹介。「愛の夢第三番」「アメージンググレイス」「クラリネットをこわしちゃった」をはじめ、6日のコンサートで予定しているダンツィの曲「木管五重奏曲変ロ長調」の数小節などを次々と演奏した。
約20分間の短い演奏会だったが、終了後に倉橋さんが「これから皆さんが、素晴らしい音楽と出会えることを願っています」と生徒らを激励。音色に耳を傾けていた代表の男子生徒が「就職活動にくじけず頑張ります」と誓った。
きょう5日は、フルートの子安絵梨奈さんも合流し、コロネットで公開練習を行う。あすの本番は午後3時開演。問い合わせはシビックセンター(72―5111)へ。