岡崎市は26日、前日に市内で3人が死亡するなど交通死亡事故の多発を受け、昨年4月15日以来の「交通死亡事故抑止緊急アピール」を宣言した。
この日、市福祉会館で行われた市交通安全推進協議会総会の中で、柴田紘一市長が「市内では悲惨な交通死亡事故が多発傾向にあり、尊い命が奪われている。誠に憂慮すべき事態で、何としてでも阻止しなければならい。市民の皆さまには、交通事故防止に最大限努めていただきたい」と宣言文を読み上げた。市は今後、ホームページやFMラジオを通じて緊急アピールを発信するとしている。
市内の昨年の交通事故死者は19人(前年比12人増)。25日の3人を含め、昨年末からの1カ月間で6人が死亡している。岡崎署の神谷博幸署長は総会内で「署長として切腹に近い状態だ」と苦しい胸の内を吐露した。