東海愛知新聞バックナンバー

 1月26日【火】

ペルー製品に関心を

総領事が岡崎商議所を訪問

在名古屋ペルー共和国総領事館のルイス・メンディビル・カナレス総領事が25日、岡崎商工会議所を訪れ、伊藤公正会頭らにペルーの製品への理解と企業関係者との交流を要望した。(大津一夫)

伊藤会頭と太田進造副会頭、齋藤眞澄専務理事、通訳2人が同席した。

カナレス総領事はまず、「日本には7、8万人のペルー人が在住しています。日本からペルーへの移住が始まって111年になり、歴史的にも日本とペルーは友好的な関係にあります」と説明したうえで、「既に日本にはペルーの製品や大勢のペルー人が在住していますが、文化的な理解は十分ではありません」と指摘。

「名古屋周辺のペルー人事業家で商工会議所のような組織を作ろうとしています。これを機に商業的な交流が広がるよう、岡崎の企業人ともコンタクトを取りたい。イベントの際にはペルーの製品を多くの人に知ってもらえるよう、岡崎商工会議所に協力してほしい」と訴えた。

これに対し伊藤会頭は「7月に第2回ものづくりフェアを開く予定です。その場にペルーの製品を紹介するコーナーを設けたい」と答え、理解を示した。

またカナレス総領事はペルーの主食は米で日本と似ていることを紹介し、「ペルー人は日本に関心があり、日本人の中にもペルーに関心のある人がいます」と話し、文化や観光でも交流が拡大するよう要望。「イベントの際に要望があれば、ペルー音楽のグループを派遣したい」とも述べた。

最後に伊藤会頭から紫麦を原料にした焼酎(しょうちゅう)がプレゼントされると、カナレス大使は「焼酎は大好きです。ありがとうございます」と日本語でお礼を述べた。


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