昨年の8月末豪雨で落橋した岡崎市蓑川新町の三河橋(市道蓑川14号線)の復旧工事が終わり、新たな橋が完成した。21日から通行可能になる。
昭和38(1963)年に完成した橋は、豪雨により増水した一級河川の竜泉寺川に崩れ落ちた。被災直後から橋の残骸(がい)撤去や護岸の応急工事が行われ、新たな橋の架設が進められていた。
橋は工期の来年3月15日より約3カ月早く完成。幅は同じ5.5メートルだが、河川中央から橋を支えていた橋脚をなくし、急激な増水による抵抗を受けないようにした。今後、河川上流で下流に向かって進められている河川改修工事に着手する。
残骸の撤去と護岸の応急工事を含め、総事業費は約1億2,000万円。市は「もし川が増水して水位や流速が増しても影響はない」としている。