岡崎署は9〜12月に岡崎市内の外国人集住地域4カ所で、外国人向けの講習会を開いた。外国から移り住んだ人たちが地域社会に溶け込み、共生できるようにと同署員が各集会所に出向いて行うもので、今年から本格的に始めた。
対象は、50世帯100人以上の外国人が住む公営住宅で、若松東、竜美中、上和田、本宿地区が該当。各集会所には20〜50人の外国人が集まり、通訳を交えた約1時間の講習に耳を傾けた。
講習では、主に110番通報の要領や交番の活用法など緊急時の対策を説明した。また、地域によっては要望のあった薬物対策や地震対策なども行われた。
参加者の中には、110番通報自体を知らなかったり、有料だと思っていたりする外国人もいて「ありがたかった」と感謝する姿も見られたという。
同署では、来年以降もテーマを替えるなど内容を改善した上で継続的に講習会を実施する。また、外国人児童が多い小学校などでの講習も検討している。