岡崎市出身の山口明さん(34)がプロデュースした角川映画「ロボゲイシャ」が、JR名古屋駅西口のシネマスコーレで上映されている。「地獄においでやす」というセリフで、暗殺者に改造された芸者が活躍するユニークなストーリーが話題だ。
山口さんは岡崎市大樹寺小、北中、県立岡崎西高を経て、米国ジョージア州立大学、ニューヨーク市立大学の映画科で学んだ。帰国後、日米合作映画の製作にスタッフとしてかかわり、現在、東京の映画製作会社ティー・オーエンターテイメントに所属している。
「ロボゲイシャ」は2年前から企画を進めてきた。しとやかなイメージのある芸者が暗殺ロボットに変身。お色気と劇画的な映像が展開する。先月17日から開かれたスペイン映画祭に出品され、米国、英国、ドイツ、オーストラリアでの上映が決まっている。
山口さんは「日本人が日本の伝統的な芸者の世界を描きながら、コミカルな場面や戦闘シーンもあるというギャップが面白いと思います」と話し、渋谷の若者たちや日本の小説を題材にした次回作も検討しているという。
「ロボゲイシャ」は今月28日まで、上映される。