愛知学泉大学家政学部管理栄養士専攻の学生と、県立岩津高校調理国際科の生徒が28,29の両日、岡崎中央総合公園武道館で開かれる「食育メッセ」(岡崎市など主催)で、地元の野菜をふんだんに使った「地産地消弁当」を販売する。
昨年、岡崎女子短期大学を交えた3校が、1日150食限定で初めて販売したところ、来場者の好評を呼び、販売開始から30分で完売するほどの人気だった。
2年目の今年は、試行錯誤の末に作ったレシピを、学泉大はムツミフーズが、岩津高はオカザキ製パンが調理。1,000円の価格内で、カロリーと野菜の摂取を意識した弁当となった。
学泉大の学生は、メタボリックシンドローム予防を念頭に置いて栄養を計算した「秋穫(しゅうかく)弁当」。1日に必要な量を確保した野菜のほとんどは、市内や県内で収穫されたものを使っている。
また塩分などを控えることで、成人男性が1日に摂取するカロリーの約3分の1に当たる764キロカロリーに抑えた。
岩津高の生徒は、若者の野菜不足や地産地消から、野菜を中心にした「野っさい盛っさい食べな菜」。メニューの1つ「みそグラタン」は、地元食材の八丁味噌(みそ)をホワイトソースの代わりに使い、鶏肉を減らして高野豆腐を増やすなどの工夫を凝らした。
両日とも販売は午前11時30分から。弁当には紙パックのお茶が付く。ともに1日100食限定。