東海愛知新聞バックナンバー

 9月23日【水】

■彼岸花咲いた

岡崎.東明大寺の乙川堤防
フリマ売上金で球根購入へ

 岡崎市東明大寺町の市竜美丘会館北の乙川堤防にヒガンバナ(彼岸花)が咲いている。堤防をヒガンバナの名所にと呼びかけたカミナリの会(高橋叶会長)が今年6月27日と7月11日に植えた球根約2万3千個のうち、半分ほどが赤や白色の花を付けた。呼びかけ人の一人で同町の三橋美千子さん方の駐車場では花の終わる今月末ごろまでフリーマーケットが開かれている。売上金でヒガンバナの球根を買い増し、来シーズンの植え付けに備える。
 「きれいに咲きましたね」。22日朝、堤防を行くウオーキングのグループ10人が三橋さんと高橋さんに声をかけた。「ええ、本当によかったです」と二人は笑顔で応じた。
 市竜美丘会館の西はずれから上流へ約400m。堤防の斜面は赤や白色で彩られている。
 咲き始めたのは8月26日。白と黄色の花が数十本。追うように赤も。「初めてのことなので咲くまでは心配でした」と高橋さん。このところの少雨で茎が細く花も小ぶり。「一雨くれば、もう一回り大きくなるでしょう」と白い花に指を添えて三橋さん。「これからが楽しみです」
 堤防脇の三橋さん方の駐車場で開かれているフリーマーケットはこの日も品定めする人たちでにぎわった。「屋敷を解体したお宅からいただいた品々です。この売り上げで球根を買います」
 もう一つ、と三橋さんと高橋さんは「どこかで球根をいただければありがたい。取りに来てほしいということなら、うかがいます」。花を落としたヒガンバナは冬を越し、4月以降に葉が枯れたところで球根を掘り出す。二人は「球根募集中です」と声をそろえた。
 問い合わせは三橋さん(0564―23―9511)へ。


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