岡崎市内の中学校19校を代表した生徒が市議会を体験する「第37回生徒市議会」が19日、岡崎市役所西庁舎内の議場で開かれた。
今年は生徒57人が出席。柴田紘一市長ら市幹部らも顔をそろえ、生徒らが「街づくり」「環境・福祉」「健康・安全」「岡崎アピール」「防災」の分野で、計19議案を質問、提案した。
「岡崎アピール」では7年後の市制100周年に向けて、北中が「市制100周年記念手帳」の販売を提案。コミュニティバス「まちバス」の運賃や有料公共施設の割引券、施設情報などを盛り込んだ手帳を販売し、収益を100周年記念イベントを開催するための基金(事業費)に充てる構想を打ち出した。
これに対し林義伸企画財政部長は、「葵博やメディアアドベンチャーなどのイベントを実施した1970、80年代とは財政状況が異なるが、知恵を絞り市民の記憶に残る100周年にしたい」と答弁した。
すべての質問、提案が終わった後、柴田紘一市長は「中学生の皆さんも、常に行政に関心を持ち続け、そのパワーを発揮してもらいたい」と述べた。