第45回衆議院議員総選挙がきょう18日公示され、30日の投開票日に向けて12日間の選挙戦が始まる。愛知12区(岡崎・西尾市、一色・吉良・幡豆・幸田町)は7選を目指す自民前職、返り咲きを狙う民主元職、元参議院議員の共産新人、諸派新人の4候補による激戦、また同11区(豊田市=旧稲武町を除く=、三好町)では、自民、民主の両前職に諸派新人が加わった三つどもえ戦が予想される。
12区の各陣営では、午前8時30分から県選挙管理委員会(県庁)で受け付けが始まる立候補の届け出を待って、午前9時から午後1時30分までに出陣式を開く。
岡崎市内には選挙ポスター掲示板を722カ所に設置。小型飛行機や乗用車による啓発、市役所西駐車場に掛ける懸垂幕で投票を呼びかけるほか、大型スーパーや百貨店などに投票参加を呼びかける店内放送を依頼した。
期日前投票は19日から29日まで(最高裁裁判官の国民審査は23日から)。市役所西庁舎1階ロビーと7支所・市民センターで、午前8時30分から午後8時まで投票を受け付ける。
17日現在の選挙人名簿登録者数は、12区の合計は44万9,325人、11区は36万3,481人。いずれも前回より1万5,241人、1万6,448人増えている。
岡崎市の開票所は中央総合公園体育館。市選挙管理委員会では現内閣発足時から、総選挙の時期をめぐる報道があるたび、体育館を押さえるタイミングを見計らってきた。
同公園体育館は大きなスポーツ大会やイベントなどの行事で年間予定の大半が埋まっているため、市選管は急な調整に備え、「体育館の使用を予約している行事主催者との交渉を常に念頭に置いてきました」と、これまでの約10カ月を振り返る。
また、市主催の「地域総合防災訓練」が投票日と重なり、住民参加の訓練実施学区が当初予定していた21学区から7学区に縮小。約1年前の8月末豪雨を教訓に学区別の実施を計画しただけに、初年度から出鼻をくじかれる形となった。