松井幸彦さん(67)=岡崎市矢作町=の「ミャンマー展」が開かれている岡崎信用金庫資料館に14日、ミャンマーのラーミィン駐日大使が訪れた。ミャンマーの自然と文化、生活を紹介した展示品を見ながら、来場者とも交流。会場には民族衣装姿の留学生も集まり、友好の輪が広がった。
「ミャンマーの子どもたちに学校をおくる会」の代表を務める松井さんは今年3月、同会のイベント企画で東京の同大使館を訪れ、ラーミィン大使と面会。このときミャンマー展の開催を知らせたところ、「ぜひ行ってみたい」とこの日の訪問になった。
大使館員、通訳と到着した大使を、ミャンマーの国旗を持った留学生らが出迎えた。
最初に松井さんと愛子さん夫婦に、特産のルビーなどの宝石でできた工芸品をプレゼント。松井さんと一緒に展示品を見て回った。
体長6mのニシキヘビの皮を見た大使が、「松井さんも家でニシキヘビを飼っているのでは」と話しかけると、松井さんは「わが家には、ヘビより怖いワイフがいます」と笑わせた。
来場者の一人が「ミャンマーに行きたいのですが、季節はいつがいいですか」と質問すると、大使は「日本が冬の11月から2月にかけてがいいですよ」と気さくに答えていた。
大使は「きょうは温かく出迎えていただき、友好の深さに感激しました。日本とミャンマーは文化的に似たところがあります。松井さんの充実したコレクションを見て、ミャンマーについて理解を深めてほしい」と話していた。
松井さんは「わざわざ東京から大使が来られ感激です」と話し、「一般市民にニュースで報道されているミャンマーとは違った面を知ってほしい」と呼びかけていた。
同展は16日まで。