夏の夜空を染め上げる岡崎観光夏まつり第61回花火大会がきょう1日、乙川と矢作川の河畔で行われる。乙川河川敷に設営された桟敷席を埋め尽くす観衆を前に、菅生神社祭礼奉納花火の伝統を受け継ぐ三河花火が盛大に打ち上げられる。荒天の場合は2日に順延。
午前9時から開幕する午後6時50分までに、祝砲として矢作川河畔で八号玉計20発、開幕35分前からは乙川河畔で四号玉90発がとどろく。
オープニングは花火で絵や文字を描く「大仕掛け」と、バリバリという雷のような音を響かせる「笛雷スターマイン」。四号玉120発に続く「水上スターマイン」は、乙川に浮かぶ10基のいかだから乱玉が打ち上がる。「火車」は真っ赤な炎を噴き出す大火輪が豪快に回転する。
各種スターマインの中でも、7時37分と8時43分からの2回の「メロディースターマイン」は、コンピューターで制御された花火を音楽に乗せてリズミカルに発射。7時46分からの「県選抜百花園コンクール」では、県内8業者が出品するスターマインが次々に披露される。
“ナイアガラ”の呼び名で知られる「銀滝」は8時26分から。川沿い300メートルに銀色の火の粉が滝のように降り注ぐ。
菅生神社奉納花火として、7時から8時50分までに乙川に浮かぶ鉾(ほこ)船の天王丸と菅生丸で手筒花火、乱玉、金魚花火4330本が披露される。大スターマインがフィナーレを飾り、プログラムの終了時刻は9時ごろの予定。
主催する市と市観光協会は、観覧場所として岡崎公園と岡崎中央総合公園を開放する。