岡崎市丸山町の市道丸岡線の建設予定地から、弥生時代から中世までの集落とみられる遺構が発掘された。市教育委員会は来月9日に現地説明会を開く。
発掘されたのは、弥生時代後期から古墳時代後期にあたる6メートル四方の竪穴式住居跡6棟、古代から平安時代とみられる祭祀(さいし)土坑、中世の掘立柱建物跡2棟、井戸1基など。
出土品は破片を含めると約100点に上るが、形を保っている状態の土器類は10点に満たない。遺構は市道建設に伴う事前の発掘調査で見つかった。同町は市内でも古墳が多い地区だが、集落跡が確認されたのは今回が初めてという。
説明会は午前10時からと同11時からの2回。同9時から午後1時までは調査現場を見学できる。少雨決行。