岡崎市岡町のおかざき世界子ども美術博物館で4日、動物をモチーフにしたアート作品を集めた夏休みの企画展「動物大好き!―アートで出会い、玩具で創る動物たち」が始まった。8月31日まで。
「動物を身近に感じてほしい」と、動物を通して環境問題やエコロジーを訴える国内のクリエイターの作品約100点を展示している。
「動物のアートとの出会い」と題した会場の一角では、引き出し、コタツ、イスなど不要になった家具が、キリン、トラ、ライオン、ネコなどに見立てたカラフルなポップアートに変身。「ドウブツドカン」と題した木製の筒は、実際に筒の中をくぐって動物の目線を体感できる。
大分県の造形作家が制作したのは段ボール紙でできたゾウ、ウマ、ウシ、ペンギン。ほぼ原寸大という作品は、最も大きいゾウで高さが2メートル20センチある。
浜松市の大学教授が制作したカラフルな動物のペーパークラフトは、黒い色紙でシカを作るなどユニークな発想が親子の人気を集めている。
このほか、原寸大の動物写真、国内の動物園の紹介、動物にちなんだ海外の玩具などもそろう。
同館の担当者は「作品を見た後に動物園で本物の動物を見ると、違った一面が発見できて面白いと思います」と話している。
同展は午前9時から午後5時30分(入場は午後5時)まで。7月6,13日と8月17日は休館。市内の小中学生は無料。
同館は同展期間中の18日から8月23日まで、作品の制作者らを招いたワークショップを計6回開く。詳細は市ホームページなどで紹介している。