愛知教育大学附属養護学校で2日、高等部の20人が自分たちで作った竹の水路や食器を使って流しそうめんを体験した。
高等部の1、2年生は、校内の施設で1日から宿泊訓練中。流しそうめんは、訓練の中で普段とは違う楽しい食事、季節感のある日本の食事を味わおうと企画され、今年で2回目。
同校で介護等体験実習を行う愛教大教員養成課程の1年生と大学院生ら20人も参加。高等部の生徒たちの作業を手伝った。
生徒らは4班に分かれて、食器作り、水路組み立て、おにぎり作り、そうめんゆでをした。食器作りでは、竹をのこぎりで切断し、器の周囲をやすりがけして仕上げた。慣れない手つきの生徒らは、熱心に大学生の指導に耳を傾けていた。
そうめんを、庭にセットした長さ約7.5メートルの竹の水路に流すと、あまりの速さに取り損ねる生徒も。やっとの思いでつかみ、「ツル、ツル」。
川上雅広君(15)は「のこぎりは、ちょっと怖かったけど、食器が完成した時はうれしかった。そうめんは流れが速くて取りにくかったけど、おしかったです」と喜んでいた。