人間環境大学岡崎学園高校バレーボール部のセンタープレーヤー、2年生の香川紗希さん(17)が、17歳以下を対象に全国から選抜された全日本ユース女子チーム(12人)の1人に選ばれた。香川さんは今月23日から始まる国内強化合宿に参加し、7月3日からタイ・ナコンラチャシマで開かれる「2009世界ユースバレーボール選手権大会」に出場する。
香川さんは奈良県宇陀市出身。3歳年上の姉がバレーをやっていたことから顧問の先生に勧められ、中学1年からバレーを始めた。
「より強いチームでプレーがしたい」と同高校に入学、バレー部員31人で寮生活を送る。184センチの長身に瞬発力も備え、めきめきと頭角を現した。戸澤勉監督(43)は「295センチの最高到達点をマークするジャンプ力もあり、将来は全日本チーム入りを目指せる実力」と評価する。
滋賀県大津市の東レ滋賀事業場体育館で行われる強化合宿では、女子強豪の東レ・アローズとの合同練習もある。
強化合宿と大会を前に16日、岡崎市役所を訪れた香川さんは、「緊張や不安もありますが、チームでやってきたことを強化合宿でのプレーに、強化合宿での経験を大会に、それぞれ生かしたいです」と抱負を語った。